電動アシスト自転車の大きさ・サイズ
電動アシスト自転車の一般的な大きさ・サイズは
- 20インチ
- 24インチ
- 26インチ
- 27インチ
- 700C(約28インチ)
- 特殊サイズ
大別すると、以上のグループに分かれます。
特殊サイズとは、子供乗せ電動アシスト自転車に見られる、前輪と後輪のサイズが異なる車種を指します。
ギア比にもよりますが、単純に車輪が1回転すると進む距離は27インチで2.26M、20インチだと1.63Mと63センチの距離の違いが出ます。
以下の表は一般的な自転車の車輪サイズと適応身長の目安です。
車輪サイズ(インチ) | 適応身長 |
20 | 112cm以上 |
22 | 120cm以上 |
24 | 130cm以上 |
26 | 140cm以上 |
27 | 150cm以上 |
28 | 156cm以上 |
どのサイズを選べばよいの?
サイズは、タイヤの外径が大きい方(大径車)が、小さい(小径車)ものより乗り心地が良く、長い距離を走るのに向きます。
逆に小さい(小径車)の方が大きい(大径車)よりも取回しが楽で、狭い道でもスイスイと縫うように進めることができます。
◎大径車のメリット
- ギア比にもよりますが、車輪が1回転して進む距離が小径車より多い
- タイヤの接地面積が増えるため、地面に駆動力が確実に伝えることが出来る
- スピードが出て来ると、フライホイール効果で安定した走りができる
- アシスト限界を超えても比較的スピードが出しやすい
- 悪路での地面からの衝撃をサドルに伝え難い
- 段差を乗り越えやすく、チューブの打ちつけによるパンクが起こり難い
- 押し歩きで体勢が崩れても、元に戻しやすい
◎大径車のデメリット
- 狭い道、混雑した道での取り回しが大変
- 比較的サドル高が高くなるため、乗れる身長に制限がある
- 全長が長くなる為、大きな駐輪スペースが必要
- 比較的重量が重くなる
◎小径車のメリット
- 漕ぎだしがスムーズで、スピードに乗りやすい
- 狭い道、混雑した道での取り回しが楽
- 子供乗せ車の場合、幼児シートの高さが低くなり、乗せ、降ろしが楽
- 全長が短いので、小さい駐輪スペースで済む
◎小径車のデメリット
- 大径車と同じ距離を走るとすると、ペダルを多く漕ぐ必要がある
- アシスト限界の25kmを超えてのスピードは出し難い
- 悪路での地面からの衝撃をサドルに伝えやすい
- 段差の乗り越えが不得意で、チューブの打ちつけによるパンクが起きやすい
- 押し歩きで体勢が崩れると、元に戻す間もなく倒れてしまう
身長だけで電動アシスト自転車を決められるか?
20インチとか、24インチと言う数値は、タイヤのリムの外径寸法を表す数字です。
外径が大きくなれば、当然車高も上がり、数字の大きい方が背の高い人向けと、想像できます。
しかし、探す時の参考にはなりますが、決定する為の数値にはなりません。
なぜかと言えば、電動アシスト自転車にまたがった時、地面に両足が届かなければ、危ぶなくて乗ることができません。
何を基準に選んだら良いのか?
それでは何を基準に選んだら良いのでしょうか?
体格に合ったサイズを探す時に必要なのが、SH(サドル高さ)です。
通常サドルの高さは、ある程度の範囲で高さの調整ができるように作られています。
そしてサドルを一番下に降ろした時が、乗ることが可能な体格の最小値なのです。
選ぶ時に必要な寸法は、身長とは関係なく、純然たる脚の長さになります。
人によって脚の長さはさまざま、身長が高いからと言って、必ずしも脚が長いとは言えません。
この様に、身長だけで自転車を選ぶ事は、とても危険なことなのです。
購入前には実際に脚の長さ測定をするか、購入店などで実際にまたがってサイズを選ぶことが大事です。
脚の長さを正確に測るコツ
脚の長さを測るコツ
- 脚の長さを測る時は、足を左右に15Cm程の歩幅に開きます。
- 壁を背に寄りかかります
- 股間に本を挟み、本を上下に動かし、圧迫しても痛くない一番高いポイントを見つけます。
このポイントと床面との距離が脚の長さ=SHになります。